こんばんは。ちゃろのすけです。
第3回めの今回は、前回のつづきである「妊娠高血圧腎症 体験談②」をお話します。
今回は写真多めで、緊急入院となるまでの経緯をまとめていきます。
まず、前回の通り高血圧や浮腫みは少しずつでてきていました。
ですが明らかにこの浮腫みはすごい…と初めて写真を撮って家族へ送ったのが、産休前最後の出勤日の夜になります。
コロナの影響もあり妊娠期間中は基本的にテレワークにしていただいていたのですが、
引き継ぎのために5/24を最後として会社へ出勤しておりました。
その日は一日中同じ姿勢でデスクに座りっぱなしか、引き継ぎのため同じ姿勢で立ちっぱなしで会話をするかのどちらかでした。
歩いたり伸びをしたりという時間がなく、それが悪かったのか帰宅後は足がパンパンに固くなり足首が腫れたようになっていました…。
その時の写真がこちらです。(①です。)↓
あまりにも①の腫れがひどく親にも心配されたので、今日は大丈夫?どう?と言われ続けて、しばらくこのように毎日写真を撮って送っていました。
浮腫みをとるために湯船につかってマッサージをして、上がった後もクリームを塗りながらマッサージをして、
メディキュットをつけて更にクッションの上に足を置き血流がよくなるよう足を高い位置にして毎日寝ていました。
すると、写真をみてもわかるように少しずつ浮腫みが引いていき、それにつれて写真も撮らなくなっていきました。
ですが緊急入院する前日の6/10が妊婦検診だったのですが、この日にまた浮腫みが悪化していきました。
この頃は血圧も自宅で125〜135が頻繁にでるようになっていました。
その時の写真がこちらです。
前回のブログで載せていた母子手帳には、最後の妊婦検診において浮腫みが陽性となっていたかと思います。
その時の浮腫み具合がこちらです。
午前中の検診でしたので、マッサージする前のひどい状態で見てもらいました。
その上自宅では135の血圧を超えたと伝えましたし、尿蛋白も+4とMAXの数値でした。
それでも、産院では妊娠高血圧症候群とは言われませんでした。
今思えば、そこは小さい産院で自然分娩や水中分娩のみで帝王切開などの対応ができない所でしたので、
妊娠高血圧症候群と診断してしまうと他の病院へ案内しなくてはいけません。
それが嫌で最後まで妊娠高血圧症候群だと認識したくなかったのだと思います。
あくまで私の憶測ですが、もしそうだとすると母子ともに命に関わることなので、
お医者さんのその判断は本当に怖いことです。
そして翌日、検診の結果が怖くてたまらなくなった私は、一日中部屋の電気をつけずカーテンを閉めて、
何度も血圧を測って過ごしていました。
(※電気や光をみるとその刺激から血圧が上がると言われています。)
すると、夕方頃には140を超える数値がでるようになりました。
初めてみる数値に、自分は無事に出産ができるのか…と考えてしまって本当に怖くてたまりませんでした。
お医者さんに、不安であれば血圧計を買って朝晩に計るといいと言われ、毎日このように計っていました。
(不安すぎて一日何度も計っていました(-_-;))
手首に巻くタイプは安いけど正確さを優先するなら腕に巻くやつがいいと言われ、私はこちらを買いました。↓
血圧が少し高くなっている頃から、ネット上で妊娠高血圧症候群について沢山調べて体験談なども見ていました。
だからこそ、この数値は入院レベルなのではと感じていました。
そこで、助けを求めるために産院に電話をしました。
すると、「尿蛋白の数値なんて当てにならない」と言っていた助産師さんが出て、呆れたように、
「心配すぎて緊張してると高くなるから、あんまり気にしすぎないで。
落ち着いて10分後に測ってまた140超えるようならまた電話して」と言われました。
そして言われた通り10分後に測ってみると、やはり140超えなのです。
さすがにこれで入院させてくれるのでは…と改めて電話をすると、
「残念だけど、それならうちでは産めないかもね。他の病院へ行ってもらうことになるかも。」と言われ、
結局そこの産院では入院させてもらうことはできませんでした。
その後助産師さんがお医者さんへ相談してくれ、その返答を聞くと、
「まだ緊急レベルの数値じゃないから、今すぐは来なくていい。明日の朝一で検診に来て。」とのことでした。
体験談などをみていると、一気に血圧が急上昇して緊急帝王切開となった方々を沢山見てきたので、
充分緊急なのでは…?と不安でした。
ですが、「万が一160を超えるようなことがあればすぐに来て。」と言われる始末。
これには驚きました。なぜなら、産院までは25分以上距離があることを助産師さんも知っているからです。
160なんて出たら、その後すぐに子癇発作を起こして意識不明の重体になるかもしれません。
すぐにでも緊急帝王切開が必要になるかもしれません。
そんな状況になってからタクシーを呼んで25分以上耐えて産院へ着き、
でもそこには緊急帝王切開をするような機材も何も揃っていないので、
結局は別の病院へ回されるのでまたそこで時間がかかります。
その時には、母子ともに死んでいる可能性も充分にあります。
とんでもない産院を選んでしまった、とその時確信するとともに、
一体誰に助けを求めたらいいのか、という不安感が一気に押し寄せてきました。
妊娠してからずっとこの産院で水中分娩をするのだ、とイメージトレーニングもしてきたので、
私は一体どこでどんなふうに出産するのか、むしろ無事に産むことはできるのか…と涙が止まりませんでした。
産院との電話を切ると、すぐに仕事中の夫へ相談の電話をしました。
私自身は仕方ないので言われた通り明日の朝一で検診に行こうかと思っていましたが、意外にも夫からは
「え、本当にその状態で明日でいいの?今すぐどこかに診てもらったほうがいいんじゃないの?」と強く言われました。
「上司に言って仕事を抜けて迎えに行くから、どこか診てくれる病院へ行こう」と。
その言葉で私自身も、今日中に診てもらったほうがいい!と強く思い、ふととある病院を思い出しました。
それは、胎児スクリーニングエコーをやってもらった、
出産予定だった産院が提携していた大きな総合病院です。
高速に乗って1時間弱かかるような距離でしたが、提携をしているし一度検診を受けた時に、
「何か緊急の手術などにならない限りはもうここへ来ることはありませんよ」と言われたのを覚えていたのです。
今の私はこの病院へ行くべきなのでは?と思い、夜の18時過ぎでしたが電話をしました。
通常の診療が終わっている頃でしたが、何があったのかと驚いて助産師さんがとても親身に話を聞いてくれました。
浮腫み、高血圧、尿蛋白がでているが産院ではしっかり診てもらえなくて不信感が募ってしまい、
他ですぐにでも診てくれるところを探している、と。
それは不安でしたね、と、とても親身に話を聞いてくださるので、涙が止まらなくなり
臨月に入りここまできて無事に産めるのか不安でたまらないということを伝えました。
過去に流産も経験していたので、いつ何があるかわかるないと思っていたので尚更怖くてたまりませんでした。
するとすぐに助産師さんがその日の当直のお医者さんへ確認してくれ、
夜中の何時になっても来てくれれば検査をしてくれるということでした。
私と夫は、藁にもすがる思いでその病院へ行き、21時過ぎに到着し病院内も消灯し真っ暗でしたが
血液検査や尿検査や内診など細かく迅速に検査をしていただきました。
全ての検査結果がでるまでには1時間以上かかり、深夜になってからお医者さんに呼ばれました。
そして結果として言われた言葉が、「あなたは妊娠高血圧腎症です。」という一言でした。
覚悟はしていたものの、改めて言葉にされて私も夫もその瞬間は言葉がでませんでした。
病院の助産師さんやお医者さんには、
「今日判断して来てくれて本当によかった。もう家には帰してあげられません。このまま入院です。」
と言われ、夫は緊急入院するほどひどかったのかと怖くなっていたようでしたが、私は正直ホッとしました。
やっとプロの管理のもと、助けてもらえる。頼れる場所を見つけた、と心から安心しました。
6/11の深夜、何枚もの入院手続きや緊急帝王切開となる可能性があるという旨の書類等にサインをし、
突然の入院生活がスタートしました。
以上が、入院までの経緯となります。
次回からは入院生活〜のお話をさせていただきます。
同じような思いをまさに今されている方々、とても不安な毎日だと思います。
何か聞きたいことなどがあればいつでもお気軽に、ご質問などお待ちしています。
拙い文章に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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