こんにちは。ちゃろのすけです。
第4回めの今回は、前回のつづきで「妊娠高血圧腎症 体験談③」になります。
この病気になるとどんな入院生活となるのか、そして体調の経過と出産までお話します!
まず、突然の入院となった6/11の深夜から毎日、
1日に何度も血圧を測ったり赤ちゃんが弱っていないか心拍や胎動を確認する毎日が始まりました。
お医者さんの理想の流れとしては、
臨月に入ったばかりで赤ちゃんにとっては未だお腹の中で育ったほうがよい状況でしたので、
生産期である37週に入るまではなんとか経過をみて、
37週に入ったところで陣痛促進剤で経膣分娩をするか予定帝王切開をするかの2択でいきたい、ということでした。
どちらがいいのか考えてほしい、と言われました。
基本的に妊娠高血圧症候群というのは、出産することが唯一の治療法となるため、
母子の状態をみつつギリギリのところで赤ちゃんをお腹から出していくのが1番ということでした。
そして腎臓が弱り尿蛋白や浮腫みがでていたので、食事は1日塩分6g未満のもので用意していただきました。
一般的に言うとかなり薄味でしたが、個人的に薄味好きだったのと、
何を食べるのが正解かわからずヨーグルトやフルーツやフルグラばかり食べていた私としては、病院食はごちそうでした。
こちらが実際に出てきた食事の一部です。
血圧が上がらないよう基本的に一日中薄暗い部屋のベッドで絶対安静でしたので、食事が入院生活の1番の楽しみでした。
このように、蛍光灯の明るさが刺激となって血圧が上がらないように、
助産師さんがカーテンの上部に布を貼って薄暗くしてくれていました。
このように食事療法や環境まで配慮しながら、腎臓内科の先生による検査もスタートしました。
丸一日分の尿を溜めて尿蛋白の量を計測したり、エコー検査などもしていただきました。
しかし、努力虚しく数日後の血液検査の結果は悪く、特に腎臓の状態が悪化しているということでした。
その為、37週まで出産を先延ばしにすることは厳しいということになり、6/11の深夜に入院しましたが、
6/15(36週5日目)に陣痛促進剤での経膣分娩か帝王切開を行い出産することになりました。
どちらを選ぶか考えさせてほしい、とお願いをして、
夫や親きょうだい、そして帝王切開の経験がある先輩などに相談しながらすごく悩みました。
もともと痛みが怖くて水中分娩で出産するつもりでしたので、
突然の2択に気持ちの整理がなかなかつきませんでした。
ですが、最終的には周りの方々のアドバイスも踏まえて、帝王切開を選びました。
高血圧の人は、陣痛の痛みに耐えたりいきむ際に更に血圧が上昇してしまう危険があるということで、
万が一にも出産中に脳出血や子癇発作を起こしたら怖いと思ったので、帝王切開に決めました。
正直、帝王切開には縁がないと思い込んでいたので、
覚悟を決めてからは緊張してしバクバクが止まりませんでした。
すると、最悪なことにその緊張から血圧が急上昇してしまいました…。
ずっと140越えは繰り返していたのですが、帝王切開がんばるぞと決めてから、
ついに160まで上がるようになってしまいました。
お部屋には色々なお医者さんや助産師さんが来て冷静に励ましてくれるのですが、
なんだかだんだんと意識が朦朧としてきてしまい…
翌日の午前中に帝王切開する予定でしたが、夕方頃には過去最高の172の血圧を計測。
すると、その数値をみた助産師さんやお医者さんが突然ザワザワバタバタし始めて、
私のためにあくまで冷静を装っていましたが、
ある1人のお医者さんが早口に「〇〇さん、今夜手術の空きがでたので、明日の朝やるのも今日やるのも一緒だと思うので、今夜帝王切開しちゃいましょうか?というか、しましょうね。」という感じで言われました。
正直かなり意識も朦朧として呼吸も絶え絶えでしたが、これはやばい状況なのだ、と頭の中で認識しました。
「はい。お願いします。」という私の言葉を皮切りに、10人くらいの大勢の助産師さんやお医者さんがバタバタバタ!っと色々な点滴や機材を持って入ってきて、右腕も左腕も同時に色々なところに点滴を刺されて、
5分ほど…だったでしょうか?本当にあっという間に刺すものを刺してベッドごと動かして個室の真っ暗な部屋に移動されました。
そして更に尿管カテーテルを刺されたりして、本当に全身針だらけの状態でした。
その時に、子癇発作を抑える点滴があったのですが、それがまあ副作用が強くて、点滴を刺された瞬間から全身がカーッと熱くなり意識が朦朧とし、動悸もバクバクして呼吸も浅く気持ち悪くなりました…。
この点滴が本当にキツかったです。
でも、助産師さんからは「これ本当に副作用強くて辛いよね。でも今の〇〇さんにとっての命綱だから。がんばってね。」と言われました。
もう本当に、緊急帝王切開が決まってからは何が何だかわからない状態で、
とにかく意識が朦朧としながらも赤ちゃんを無事に産んで体調も治したい一心でした。
そしてあっという間に手術室へと運ばれて、
18時半頃に背中に麻酔などを刺され、緊急帝王切開が始まりました。
ここまでが、入院してから緊急帝王切開に至るまでの経緯です。
次回は、帝王切開による出産についてや、出産後の妊娠高血圧腎症の経過などをお話します。
読みづらい文章に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
読みやすくなるよう過去の分も少しずつ修正していきながら更新も進めていけたらと思いますので、
今後ともよろしくお願いいたします。^ ^
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