こんにちは、ちゃろのすけです。
今回もタイトルが重めですが、こちらも実際に自分自身が体験して、当時とても心細くて、同じような体験をしている方々の話をネットで探しては自分1人じゃない、こんなに強く乗り越えてる人もいると気持ちを落ち着かせていたものでした。
同じ経験をもつ方々のお話やアドバイスなどのおかげでなんとか乗り越えて前向きに過ごせたというのがあるので、
私も絶対に体験談をまとめて少しでも誰か同じような経験をしている人の力になれればなと思っていました。
まず、前回の「妊娠高血圧症候群 体験談」がありましたが、この出産の前に一度、私は自然流産を経験しています。
初めての妊娠でとても舞い上がって夫や親きょうだい、会社の同期や先輩数名、2人の上司にも報告をしてしまった後でした。
私の場合は、妊娠6週くらいで検査薬が陽性となり、産婦人科へ行きました。
すると、おじいちゃん先生だったのですが、心拍が確認できる前にすぐに「おめでとうございます。
母子手帳をもらってきてね」と言われたのです。
初めての妊娠でしたので良く理解できていなかったのですが、今思えば心拍を確認できるまでは妊娠したと心から喜ぶのは早かったなと思いました。
ですが当時は言われた通りに母子手帳をもらいに行き、すっかり妊娠が叶ったと舞い上がっていました。
これがその帰り道にウキウキ気分で夫や親きょうだいに報告した時のエコー写真です。
今みると胎芽は全く見えず、これで妊娠しましたというのはまだ気が早いですね…
1週間後にまた診察に行きますが、その時にもまだ心拍の確認ができません。
妊娠9週とかでやっと心拍が確認できる人がいるとネットで見て、少し不安ながらもまさか自分が流産するだなんてその時は全く頭にはありませんでした。
私は産婦人科の先生に言われた通り、出産する産院を探して予約をしに行こうと向かいました。
ですがその産院で見てもらった時にもおよそ8週を過ぎたくらいでしたがその割には胎嚢が6週ほどの大きさであまり大きくなっておらず、やはり心拍の確認ができませんでした。
すると、お医者さんからは「今回は残念ですが、流産の可能性が高い」と言われてしまいました…。
その時のエコー写真がこちらです。
胎嚢が前よりは少し大きくなっていますが、胎嚢の大きさと比べて胎芽は小さいままあまり成長していないように見えます。
そのため出産の予約はできず、涙ながらに夫や親きょうだいへ報告しました。
まだ断言された訳じゃない、という微かな期待はありましたが、心の中ではもうだめなんだろうな…という気持ちが強かったです。
そして仕事で無理をしすぎたかな?などと、自分のしてきた行動をとても責めました。
あんなに寒い場所で長時間立ちっぱなしだったからかな?そういえばお腹が少し痛かったな…など
頭の中がぐるぐるしてしまって、待ちに待った妊婦生活や赤ちゃんと会える想像をして浮かれていた気持ちから突然どん底に落とされた気分でした。
ですが、ネットでも調べたりお医者さんにも言われましたが、妊娠初期の流産というのは染色体異常によるものがほとんどで、母親の行動によるものはほぼありません。
今まさに同じような気持ちになっている方は、どうか自分を責めないでいただきたいです。
この流産の経験の際に後悔したことが、心拍の確認が取れる前に職場の同期や先輩、上司にも報告してしまっていたことです。
流産のことを言うのはとても勇気が入りましたし、とても気を遣わせてしまったなと思います。
ですがこの流産の際に救ってくれたのが、ネット上の同じような経験を乗り越えていた方々や、
私の親族にも3人流産の経験がある人がいたり、会社の先輩も流産の経験がある方でした。
皆さんとても親身に話を聞いてくれたりアドバイスをくれたので、結果的に前向きに乗り越えられたと感謝しています。
結果的に、なんと入籍した当日の夜中に突然お腹がひどく痛くなり、自宅で自然流産しました。
お腹を壊した時とか生理の腹痛ともまた違い、説明が難しいのですが今までに味わったことのない、どんな姿勢や態勢にしても逃れられない痛みでした。
実際に痛すぎて布団の上で唸りながらうずくまったり立ち上がったり体を捻ったりして、そばに居る夫にはひどく心配をかけました。
ピークになるといてもたってもいられず、トイレに駆け込み、痛くて全身からブワッと冷や汗がでました。
そしてしばらく篭っていると、排便の時とは全く異なる感覚で ニュルンっ と何かがでてきました。
そして驚くべきことが、出た瞬間から痛みが全くなくなったことです。
ネットで沢山調べていて、出てきた内容物は全てビニール袋などで保管して病院へ持って行くと、検査をしてもらえると知っていたので、真っ赤な塊と透明な丸い袋のようなものをすくってビニール袋に入れました。
我ながら、よく冷静に対処できたな、と思います。
検査の結果は「子宮内容物」と書かれていて、中にはすでに胎芽はいないようでした。
出血が数日前からでていたので、恐らくもっと前にでていたのだと思います。
検査の結果、特に病気が見つかることもなく、子宮内も綺麗になっているので手術をする必要もないと言われました。
※何か病気が原因で流産した場合、この検査の結果で判明することもあるそうです。
※完全に子宮内容物がでていない場合は、中で炎症を起こしてしまう危険があるので手術を行い中を綺麗にする必要があります。
今では、この経験があったからこそ次に妊娠できた時に夫も私も心から感謝しましたし、
赤ちゃんを更に大切に想うことができていると思っています。
私の身近な4人の流産経験者のうち3人は、私と同様で流産の前や後に赤ちゃんに恵まれています。
2人お子さんがいる方もいます。
意外にも流産というのは約6-7人のうち1人は経験すると言われており、妊娠高血圧症候群よりも圧倒的に多いです。
それでも、それを乗り越えて新しい命に恵まれている方々もいらっしゃいます。
私も、万が一このまま子供に恵まれなかったら養子を育てたい、と思っていましたが、
無事に健康な赤ちゃんを産むことができました。
赤ちゃんに恵まれると言うことは当たり前のことではありません。
だからこそ、無事に健康に生まれてきてくれた赤ちゃんに全力で愛情を注いで、これから家族として一緒に過ごしていきたいと思っています^ ^
ちなみに私の場合は、4/22に流産をしてから、10月末頃には次の妊娠が発覚しました。
私の親族でも流産してからすぐに妊娠が発覚した人もいます。
年齢が重なるごとにできにくくなることもあるようですが、一般的には流産のあとは子宮内がリセットされて妊娠しやすくなると言われているようです。
もし今同じような思いをされている方がこれを読んでいらっしゃったら、少しでも何か力になれていたら幸いです。
とても辛く勇気がいることですが、もし可能であれば流産した際の子宮内容物はビニール袋に入れて病院で検査してもらうことをお勧めします。
何かあればいつでも、お気軽にご質問ください。
拙い文章に最後までお付き合いくださりありがとうございました。
-*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*–*-
Leave a Reply