こんにちは、ちゃろのすけです。
今回は、「結婚式場選びのポイント6選」ということで、
元プランナーだからこそお伝えできるブライダル業界の裏側やお得な情報なども交えてまとめていきたいと思います!
結婚式場を探している方々はぜひ、存分にご活用ください^^
まず、この記事の信憑性に繋がるので、自己紹介からさせていただきます👀
私は、以前4年間程ウェディングプランナーとして働いた経歴があります。
閑散期と繁忙期で差はありますが、常に10組~多いと35組ほど担当していました。
担当した新郎新婦様の年齢も20代前半~40代後半まで、
少人数婚やガーデン挙式や国際結婚で新郎が英語しか話せず半分以上のゲストが外国籍など様々な結婚式を担当しました。
また、その前には別の結婚式場でエントランスのアルバイトをした経歴もあり、
そこでもウェディングプランナーの働きぶりをみて、式場によって全く異なる特徴なども間近で見てきています。
また、自分自身の結婚式も22年春に控えており、
10箇所ほど気になる結婚式場の情報収集をしてから実際に見学に行き、
某結婚式場も契約しているので、様々なプランナーからの営業を受けて特徴を見てきました。
コロナの影響でブライダル業界が大打撃を受け、不安定な業界となってしまったのでそのタイミングで
この職とは離れ、現在は全く異なる業界で働いています。
現役ではない今だからこそ、赤裸々にブライダル業界の裏側までお答えし、
悩める新郎新婦の皆さんのお力に少しでもなれましたら幸いです。
【式場選びのポイント6選】
以上の6点をポイントとして、順を追ってご説明します!
《①式場へ行く前に、相談カウンターへ行こう!》
ここはもしかしたら、ブライダル業界の方からすると賛否両論あるかもしれません!
ですが、個人的には行く時間があるのであれば、行った方がお得だと思います。
理由として、1点目は情報収集のため。2点目は、相談カウンターの紹介による特典を受けるためです。
まず情報収集に関してですが、基本的に結婚式というのは一生に一度きりのため、
プロでない限り一般の方は経験もなくあまり知識がない方が多いです。
その知識がないところを突かれ、知らず知らずのうちに予算の高い契約をしてしまった・・ということも時にはあるのです。
そのため、実際に式場へ見学に行く前に、ある程度の知識を身につけるほうがより後悔のない式場選びができます。
相談カウンターは無料ですし、自分に合った式場を平等な目線でプロがいくつか紹介してくれます。
流行りの式場やその理由、昔ながらの格式ある式場なども聞けば教えてくれます。
どんな式場が自分に合うのか全く検討がつかない方も、プロが様々な方面から質問をして少しずつ見つけ出してくれます。
また、元プランナーが相談カウンターで働くケースもあり、
運良くベテランの方に当たればとっても為になる情報を教えてくれるかもしれません。
※入社したばかりの新人さんに当たる可能性もあるので、ここは運になってしまいます…。
そして2点目の、お得な特典についてです。
相談カウンターから予約をしてもらうと、特典があることが多いです。
例えば、「〇〇相談カウンターからの予約で式場へ見学へ行き契約すると、スナップアルバム〇円分プレゼント!」などです。
この特典は相談カウンターによって異なることがあるので、もしこの式場がいい!と決まっているのであれば、
無料相談後に面倒かもしれませんがどこを通して見学予約するのがお得か確認してみるのもいいかもしれません。
※時には式場の公式サイトからの予約が1番お得なケースもあるので、要注意です。
相談カウンターの有名どころでオススメは、以下の通りです。
•トキハナ(おしゃれで見やすく元プランナーによる相談会を行っています!)↓
•ハナユメ(CMでお馴染みの、流行りのイメージです!)↓
•マイナビウェディング(大手で年代も幅広く安心感のあるイメージです!)↓
式場によっては、このうち1箇所しか提携していないこともあれば、3箇所とも提携している場合もあります。
☝また、お得な追加情報として、「スマ婚」という相談カウンターへ無料相談へ行くと、Amazonギフト券3000円分がもらえるキャンペーンを行っているようです!
私がプランナーだった当時はディズニーのペアチケットがもらえると話題になっていましたが、
コロナの影響からかわかりませんが、今はギフト券に変更しているようです!
※その都度キャンペーン内容は変動しますので、最新の情報を公式サイトにてご確認ください。
《②見学前に、口コミで情報収集 》
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、①と②のタイトルには罫線が引いてあるかと思います。
ポイントとしては、式場見学へ行く前に①と②を済ませて置くことが大切です!
何故なら、結婚式場では営業のプランナーさんは基本的にその場で即決契約を迫ることが多いからです。
結婚式場へ見学へ行くと、非日常的な空間が広がっており、式場側もお客様をおもてなしするために夢いっぱいのサービスをします。
その為、来館すると気分が高揚し、「ここで結婚式を挙げたい!準備や打ち合わせが早くしたくなってきた」と予算が多少オーバーしていても契約をしたい気持ちが高まります。
しかし結婚式場を出て日常生活へ戻ると、気持ちもだんだんと落ち着き冷静になり、プランナーから言われた大事な情報も忘れていきます。
さらに人間の記憶というのは曖昧なもので、その後別の式場へ見学へ行くと、前の式場での記憶は驚くほどに薄れてきてしまうことも。
そのことがよくわかっているので、式場側としても来館されたらできるだけその場で契約してもらいたいのです。
その為に、「当日契約すると90万円OFF」など破格の値引きで粘る式場もあります。
ブライダルという華やかなイメージの業界ですが、実は価格競争の世界でもあります。
ですが、「まずはどんなものか勉強程度の気持ちで一か所見学へ行ってみよう」と
軽い気持ちで見学へ行った新郎新婦としては、どんなに気に入ったとしても当日その場で契約するのは勇気が入りますし、
他と比べずに契約をして後々後悔しないかな?と思いますよね。
なので、勉強するつもりでまずは相談カウンターへ行き、ある程度情報収集やランク付けをして質問したいことなどをまとめて準備を整えてから、式場見学へ進むことをお勧めします。
式場によって当日契約を強く迫るところもあれば、信頼を重視するために粘らずに当日契約特典を用意していないところもありますが、基本的には「当日契約するかも」という心づもりで挑むのがよいと思います。
☝そこで、見学前の情報収集としてはどのような方法があり、どれが信頼性のある情報なのかをお答えします。
まず、有名なゼクシィの誌面においては、式場が広告としてまとめているものなので、その式場が呼び込みたいターゲット層や他の式場と差別化するために重視しているポイントを読み取ることができます。
ですが、こちらは式場がアピールしたいところを主に載せているのと、インパクトのある飾りつけで実際には不可能なものもあり、実物をみるのとは印象が異なることがあります。
(例えばバージンロードに花びらが敷き詰められて本物の火をつけたキャンドルが沢山並んでいたり。
これは、実際にはドレスで引きずってぐちゃぐちゃになりますし、火も危ないので実際には数が少なくガラスケースで覆っているとか、LEDキャンドルを使用することが多いです。)
なので希望エリアにどんな式場があるのかを探したり、
結婚式を迎えるまでのダンドリなどの基礎知識をつけるための参考として見ていければいいと思います。
個人的に必ずチェックしていただきたいのが、実際に来館したり結婚式を挙げた方の口コミです。
結婚式場検索サイトで口コミがみられるので、有名どころを以下に載せておきます。
- ウェディングパーク
- みんなのウェディング
- ゼクシィ
こちらに掲載されている口コミは、信頼性があります。
というのが、私自身が担当したお客様も沢山投稿してくださっていますが、
とてもありがたいお褒めの言葉ばかりの投稿をいただくこともあれば、ご指摘いただくような口コミもそのまま掲載されています。
面と向かっては感謝の言葉をいただいていた新郎新婦様でも、口コミをみると本音がポロリと、「ここはもう少しこうしてほしかったな・・」などと書かれていて、当時は自らの接客を振り返り反省したものです。
プランナーもみんなこういった口コミをみてモチベーションを上げたり、勉強をしています。
「この式場はみんな料理がおいしいと言っているな」だとか、「スタッフのミスが多いらしい」「持ち込み禁止が多かった」「対応に柔軟性がある」など、式場側の意図しないところまで丸裸になります。
写真も加工されていない一般の方の投稿した写真なので、実物に近いものが事前にみられます。
その式場の予算相場なども確認できますので、式場見学前にここは必ずチェックすることを強くお勧めします。
☝また、Instagramで「#○○嫁」(○○には式場名などが入ります)などで結婚式の準備経過をまとめている新婦様がいらっしゃったりするので、プランナーさんのことや打ち合わせの流れなどを具体的にみることができます。
また、同じ式場で挙げる予定の新婦様同士で交流したり、「こういった相談をしたら持ち込みOKしてくれたよ」など情報交換をしていたりもします。
今の時代はこういったSNSもリアルな情報源となりますので、活用しない手はないでしょう。
(プランナーはこういった投稿や交流をみてはドキマギしたりしています・・😅)
《③立地が合っているか》
続いて、見学へ行った当日に見ていただきたいポイントになります。
事前にある程度エリアを絞って選んだ式場へ見学へ行くと思いますが、実際に足を運んでみると「坂が多い」「大通りに面していて日常感が強い」「駅からの道がわかりづらい」など気づくところが沢山あります。
会場のコーディネートは工夫次第で多少変えられますが、立地に関しては契約後に変えることができません。
ヒールを履いて引出物を持ち帰る女性ゲストや高齢の方の気持ちになって当日は式場への道のりを確認してください。
もし気になることがあればプランナーさんへ正直に話してみると、「無料の送迎バスがでていますよ」「タクシーチケットがだせます」などとネックを解決できることもあるので、なんでも相談してみるといいです。
立地以外すべてが希望とマッチングしているのであればよいかもしれませんが、
立地はとても大切なポイントの一つになります。
《④ 会場を気に入っているか》
これは当たり前でしょ、と言われてしまうかと思いますが、プランナー時代にお客様へ接客する際に式場選びのポイントとして必ずお伝えしていたものになります。
予算も立地もスタッフもよくても、どうにも会場が好みではない・・・ということでは、話にならないかと思います。
単純に「会場の見た目」というのは、装花やクロスなどのコーディネートで多少好みの雰囲気に変えられますが、「オープンキッチンを使って料理の演出がしたい」「階段で入退場したい」などこだわりの演出ができる会場かなども含めて確認いただければと思います。
古い式場だと、なんと入退場の際に新郎新婦を追いかけるスポットライトがないという式場にも出会ったことがあるので、設備がどこまで整っているのか、可能であれば実際の結婚式の参考映像などを見積り作成で待っている間などに見せてもらえたらいいと思います。
(※そういった映像の用意がない式場もあります。)
《⑤ 予算が合っているか 》
こちらはよほどお金に余裕がある方は関係ないかもしれないですが、そうでない限りはとても大切な部分になります。
どんなに会場や立地、スタッフが希望通りでも、予算より200万円もオーバーしている・・・ということではやはり契約は難しいかと思います。
また、ここでまた大切なポイントとなってくるのですが、私の経験上においてですが、
結婚式の見積りというのは契約時より最終的な見積りのほうが99%高くなります。
(※プランナーとして打ち合わせをしていて、契約時よりも見積りが下がったのはたった一度きりでした。それも、その新婦様は元々10年以上プランナーをしていた方なので、熟知した上で見積りを調整し作成されていたからです。)
なぜこうなるかと言うと、契約時の段階では必要最低限のものでランクが低いものが入っているケースが多いためです。
ここは結婚式を挙げる上でとても重要となってくるので、また今後掘り下げた内容の記事を書かせていただきます。
なので今後見積りが上がる前提で、契約時の見積もりがご自身の相場とかけ離れていないかみることが大切になります。
《⑥スタッフの系統をみる》
ここに関しては、「会場も料理も予算も立地もよければ、多少スタッフが不愛想でもいいや」という方もいらっしゃるかもしれません。
ですが恐らくプロほどここは気にしている人が多いのではないかと思います。
今までの仕事や見学などの経験上、やはり式場それぞれでスタッフの系統に大きな違いがあります。
「ミスなく仕事はできそうだけどおもてなし精神があまりなく業務感・営業感が強く怖そうな方ばかり」なところもあれば、「とても温厚で仲間とのチーム感が強く、おもてなし精神も抜群で親しみがある」このような式場もあります。
もちろん一か所の式場内にも色々な方がいますが、やはり「類は友を呼ぶ」もので、似たような方が多く集まったり、働くうちに似たような雰囲気になるものなのです。
以外かもしれませんがブライダル業界は一見華やかに思えますが裏側はとても体育会系で地道でハードな世界です。
昔は特に女性が多い縦社会でしたので、かなりのスパルタで私自身も初めは泣きながら接客審査などをしたものです。
スタッフの系統はどこを重視するかは、それぞれの好みで決めるのがよいと思います。
「良い結婚式さえ挙げられればあまりスタッフとは深入りするつもりはないし、+αのおもてなし力はないが手配などのミスがなさそうなしっかりした式場がいい」という方は、多少不愛想でも口コミでミスが少なかったり、しっかりしていそうなスタッフが多かったり、スタッフ以外全て希望通り、などの式場を選ぶのがいいと思います。
ですが、「わからないことだらけで不安で親身に相談に乗ってもらいたいし、打ち合わせなどの結婚式までの経過もしっかり楽しみたい。結婚式後にも通いたくなる温かみのある式場がいい」ということであれば、おもてなし力抜群の温かみのあるスタッフが多そうな式場を選ぶことをお勧めします。
個人的には、やはりおもてなし精神はとても大切だと思います。
私自身、最低限の仕事だけでなく、いかに+αのサービスができるかを大切に、
お客様が「ただいま」と帰って来たくなるようなスタッフであり式場にしたい、と常々思っていました。
具体的に+αのサービスって何?というと、
例えば、結婚式後に式場へ荷物を取りに来た新郎新婦がプランナーに挨拶へ来てくれたとします。
デザートビュッフェがおいしいと評判の式場で、「デザートビュッフェが本当に今までで一番おいしかった。
特にアップルパイが絶品だった」と結婚式後に多くのゲストから言われ、高くても注文してよかったと言っていただけたとします。
ですが、何気なく「いそがしくて自分たちは食べられなかったのが残念」とおっしゃっていました。
すると、プランナーは話の後に「荷物をお持ちしますので少しお待ちください」と言って走り出します。
そして一目散にパティスリーの工房へ行き、「今日はアップルパイ作ってますか?!実はこういう新郎新婦様がいらしていて、是非食べてもらいたいので一つ分けていただけないですか」と交渉し始めます。
そして普段から各部署の職人さん達と関係性を大切にしているプランナーであれば、
パティシエに「○○の為なら仕方ないな~」と笑いながらわけてもらえます。
きれいに包装もしてもらったアップルパイを、後ろ手に隠した状態でお客様のもとへ行き、
サプライズでじゃーん!と新郎新婦へプレゼントするのです。
するとお二人はとても感激してくださって、いつもこんなに温かく迎えてくれる素敵な式場と出会えて本当によかった、また絶対に食事など遊びに来ます、とずっと心に残っていただけるのです。
これは実際に私が新郎新婦にしたサプライズの一例になります。
他にも、ここの式場のスタッフが好きだと絶賛してくれて、新郎のお母様が式場のスタッフとして入社された経験もあります。(笑)
今までお客様として接していたお母様と会社の更衣室でお会いするのはとても不思議な気持ちでした。
また、30年以上ぶりに記念日に食事に来てくれた新郎新婦をサプライズでチャペルへ招き、
動けるスタッフを20人に近く集めて待機させておき、お二人が到着したタイミングで音楽を流し拍手でお迎えするようなサプライズなど、式場スタッフが揃いも揃って似たようなおもてなし精神を持っていました。
会えなくなるのが寂しい、と結婚式後にお帰りになる際に涙を流された新婦様や、辞めた今でも年賀状をくださる新郎新婦様、毎年記念日などに食事へきて、会いたいとプレゼントまで用意くださる新郎新婦様などもいて、結婚式場との出会いというのは一生の繋がりになることもあります。
なので、是非スタッフさんにも注目して式場選びを楽しんでいただけたらと思います。
【さいごに】
長くなってしまいましたが、以上が「結婚式場選びのポイント6選」でした。
これでもかなり絞ってお話しているので、他にも質問などがあれば細かくお答えさせていただきます。
一生に一度きりの結婚式ですので、悩める新郎新婦様のお力に少しでもなれたら幸いです。
今後、「結婚式場を契約する時のポイントと注意事項」としてまとめていきたいと思いますので、是非そちらもご活用ください。
最後までお付き合いくださりありがとうございました♩
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