こんにちは、ちゃろのすけです。
今回は、ウェディング関連記事第2弾ですので、
まずは基礎的な【結婚式場見学時のポイント・交渉術】をお話していきます。
後悔のない一生に一度の心に残る結婚式を挙げるためには、
まず結婚式場選びが非常に重要です。
これから一から探すという方は、
この記事よりもまず前回の記事を先にご覧ください。↓
『元プランナーが答える!結婚式場選びのポイント6選!【業界の裏側まで教えます】』
今回の記事は、ある程度結婚式場の候補が絞られたかもしくは
式場が決定しいよいよ契約をするぞという方向けの記事になります。
当日即決を迫る式場が多いですので、
事前にこちらを読んでおいて損はないかと思います。
拙い文章ですが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
【結婚式場見学時のポイント・交渉術5つ】
以上の5点をポイントとして順にお話しできればと思います。
①立地・会場・スタッフをみる
こちらの内容は、前回の記事「元プランナーが答える結婚式場選びのポイント6選!【業界の裏側までお話します】」でお話ししているので、
まだご覧になってない方はこちらからご確認いただけますと幸いです。
上記内容に追記するとしたら、結婚式場の見学当日は、
『当日お招きするゲストの目線になって』①の内容を特に意識して見学してみてください。
「当たり前でしょ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
ここで言いたいのは
結婚式場を選ぶとき、不安かもしれませんが
「何回も同じ式場へ見学に来てじっくり決める」よりも、
「初めて来館した時の印象で決める」ことがお勧めです。
どうしても不安な場合には、
少なくとも2回目には結論をだすことをお勧めします。
(※私がプランナーだった当時のことですが、基本的に当日即決か2回目に契約することがほとんどです。)
というのが、
結婚式場は初めて来館した時はとても非日常的で感動を呼ぶ環境ですが、
何回か通っていくうちに、
初めは気づかなかったような現実的な部分やアラが見えてきます。
これは、どこの式場でも少なからずそうです。
私自身、某結婚式場に入社した当初は、
初めてみる「チャペル」「披露宴会場」「演出」「料理」・・・
一つ一つに非常に感動して、
チャペルの演出では感動して涙が止まらなくなったほどです。
ですが、何回も通ううちに、
「あれ?こんなところにこんな現実的なものあったっけ・・」
「あのうっすらとした天井と壁の汚れに気づいてから気になって仕方ない・・」
「お庭からよく見るとビルが少し見えて現実感あるなぁ・・」
「この演出初めて見たときは涙が止まらなかったけど、何回か見てると冷静な気持ちに。この演出、ゲストに喜んでもらえるかだんだん不安になってきた・・」などなど。
最初は高揚感と非日常的な空間に楽しくて、
あまり細かい部分をみていなかったのですが、
何回か来て見るとだんだんと現実感やアラが見えてきます。
よって、「最初はものすごくいいと思ったけど、本当にここでいいのかな・・?」と不安に思ってしまうことがあります。
もちろん、その気づいた内容によって演出に支障がでるなど
明確な懸念点があるならば検討するでも良いかもしれませんが、
「初めてきた時ほどの感動を覚えなくなった」
「少しずつ現実的な部分に気づいてしまった」など
なんとなく感じる感覚的な理由で検討し直す必要はないかと思います。
理由としては、あくまで現代の結婚式はゲストをおもてなしする場であり、
当日そのゲストは当日の一回限りしかその式場には行かず、
更にはチャペルにいる時間は約15~30分(演出内容によります)、
披露宴会場には約2時間~2時間半ほどしか滞在しません。
さらには照明や音楽や料理など、目まぐるしい演出などにより
ゲストはそんなに細々と会場内をアラ探しできるような環境ではありません。
新郎新婦が思っているよりも、
ゲストにとっては結婚式はめまぐるしくあっという間な時間なのです。
なので、何回も通って見学をするよりも、
当日のゲストと同じ気持ちになれる唯一の機会である
「初めての見学時」の印象を強く心に留めて選ぶほうがお勧めです。
今まで、何回も見学をしすぎて「結婚式場探しの迷子」になられた新郎新婦様も数組見てきました。
先輩の話によると、あまりに見学をしすぎて迷子になり
結婚式自体をやめたお二人もいたと聞いたことがあります。
それでは元も子もないかと思います・・。
親御様に感謝を伝えたり大切な方々を紹介したり、
招いた恩人や友人のためにお二人から特別な1日を届けられる
一生に一度のかけがえのない時間です。
ぜひ迷子になることのないよう、結婚式場探しを楽しんでいただきたいです。
②料理の試食
①でもお話ししたように、現代の結婚式は
「ゲストをおもてなしする」というのを一番大切にしている傾向にあります。
(※本来、結婚披露宴というのは
「親御様が主体で開催し息子・娘の結婚をお披露目する場」というものでした。
現代では親御様は招く側ではあるものの、
お二人が主体となって開催し、お二人が主役のお披露目会というよりも
自分たちはあまり派手な演出で目立ちすぎずに
「ゲストをおもてなししたい」という想いが強い新郎新婦様がほとんどです。
その為、昔は招待状の差出人は親御様というのが一般的でしたが、
現代では新郎新婦の場合がほとんどです。)
「ゲストをおもてなしする」ためには、
装飾や演出や引出物など様々なものがありますが、
老若男女問わずゲストが期待しているのは、やはり『料理』です。
(例えば装花などの装飾は女性ゲストのほうが記憶に残り、
男性はほとんどの方に聞いても「どんなお花だったっけ・・・?」
ということが多いです。)
「料理」は打ち合わせの中でプランを選んだり、
式場によってはオリジナル料理などを対応してくれるところもあります。
ですが、何より結婚式場によってそもそもの料理のクオリティや
系統が非常に変わるので、
まずは結婚式場選びの段階で必ず試食をして、決めていただきたいです。
試食は、実際のコース料理の中から3品ほど出してくれる式場もあれば、
人気料理を一口サイズにまとめた
ワンプレートのような形で提供する式場など、様々です。
新郎新婦やゲストが「料理」を重視することも理解しているので、
試食すればその式場が料理に対しどんなアピールポイントを持っているのか、
見た目・味・サービス・料理説明などから読み取ることができます。
例えば、フレンチ料理はもちろんのこと和風テイストを大切にしている式場、
火を使って目で楽しめる演出のある料理や
オリジナル料理を売りにしている式場など・・・
ここからは好みとなりますが、
時にはレンジでチンしたコンビニパンのようなものを提供する式場もあるので、
契約してから驚愕することのないように、見学時は試食を必ずしましょう。
※もちろん、試食は一回限りで、式場によっては新郎新婦2人で来館時に限るとしているところもあります。
③実際の結婚式の映像をみせてもらう
こちらも前回の記事で少しだけ触れましたが、用意があればですが、式場で最新の実際の結婚式の動画をみせてもらいましょう。
こちらからお願いしない場合はそういった映像の用意がないこともあります。
なので、自分から見積り作成などの待ち時間の間などにイメージを膨らませたいから、映像をみれませんか?とお願いしてみましょう。
今の時代、Youtubeに公式チャンネルを持つ式場もあり、そこで事前に沢山みることもできます。
しかし、割と有名な式場でもネット上などで映像をみることが全くできないケースもあります。
私自身、料理や会場やスタッフもよく「この式場で挙げたい!」と思いましたが、
式場が用意してくれた映像をみて全くイメージと異なり、大変ショックを受けた経験があります。
これは私が経験した一例ですが、その式場で用意していた映像がひと昔前の明らかに古びたものだったのです。
ブーケやドレスやメイクなど何から何まで、「私の親世代!?バブル期の結婚式では・・」という感じ。
しかも挙式の際にベールがぐちゃぐちゃのまま歩かせ、ベールアップをするまで周りのスタッフは直さずその状態・・
挙式で新婦がベールダウンをしてもらいバージンロードを歩き新郎と並ぶ姿・・・
結婚式において一番最初のシャッターチャンスであり感動を与える大切なシーンです。
そこでベールが顔回りでぐちゃぐちゃになっている状態で歩かせ、
その映像を堂々とみせてくる式場の考え方に正直不安を覚え、結局は別のいわゆる今風の式場で契約しました。
式場が新郎新婦にみせてくる映像というのは、今までの結婚式の中でもその式場がアピールしたいことが伝わる内容であり、どのようなサービス精神かも読み取ることができます。
④契約時の見積りはモリモリで作ってもらう!(ここが最後の値下げ交渉)
よほどのお金持ちで予算を全く気にしないという方々以外、予算というのは非常に重要となってくるかと思います。
「予算については、打ち合わせの時にゆっくり調整していけばいいでしょ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここは声を大にして言います。
契約時よりほぼ確実に見積りは上がり、結婚式において値引き交渉をするなら契約時のみ
と思っていただいた方がいいです。
もちろん、少なからず例外はあるかと思います。
ですが、個人的にプランナーとして4年間、数百組担当してきて、契約時よりも見積りが下がったのは、たったの一度きりでした。
(※前回の記事でもお話していますが、この一度というのは、プランナー歴10年以上の新婦様で、最初から予算を細かく調整をされていた方でした。)
そして100万円以上上がる方々もかなり多くいます。
「契約時の見積りをみて、この金額なら挙げられると思って契約するのに、それじゃあ見積りの意味ないじゃん!」と思われるかもしれません。
なぜこのようなことが起きるかというと、契約時の見積りというのは、まだ打ち合わせ前のためにほとんどの式場がかなりおおまかな概算で作成しています。
その概算というのが、ほとんどの確立で「ランクの低い、必要最低限の内容」で作成されているからです。
例えばわかりやすいアイテムでいうと、卓上花です。
私の働いていた式場では最終的に1卓1~2万円がほとんどでしたが、契約時の見積りでよく見かけるのが、1卓5000円とかです。
打ち合わせで5000円のボリュームの写真を見せてもらうとわかるかと思いますが、はっきりいってかなり寂しいです。
もちろん好みによるので「このボリュームで十分」という方もいらっしゃると思いますが、ほとんどの方がボリュームを追加されていました。
また、人数も契約時には概算のため、後々増えることが多いです。
人数×料理・ドリンク・ナフキン・引出物・プチギフトなどになるので、
人数が一人変わるだけでも見積りの変動は大きいです。
さらには人数が増えたり、座る席のグループ分けをしていくうちに卓数が2~3卓増えることも多いです。
すると卓上花やクロスの料金も加算されます。
こうした感じで様々な項目が加算されていき、結果的に100万円上がった・・ということが非常に多いのです。
ではどうすればなるべく後々ギャップのでることのないリアルな見積りになり、少しでもお得にできるのかというのを以下でお話していきます。
まず、④のタイトル通り、見積りの作成をお願いする時は、「モリモリでお願いする」というのがポイントです。
料理のランクを真ん中か一番上にしておいたり、お花にこだわる予定の方なら、インスタ画像などのお花のイメージを見せつつ、それが叶うためのモリモリの価格で入れておいてもらう。
このように、各項目を見て自分がこだわりたい部分のランクを真ん中から一番上にしてもらうのです。
また、元プランナーとして他の予算を削ってでもここは見積りに入れてほしいと思うのが、「記録物」です。
例えば「スナップフォトアルバム」や「記録映像」などです。
料理やお花などは、当日限りのものですが、記録物は一生形に残る大切なものです。
価格帯としても安くて10万円~高いと30万円ほどするので、「ゲストに携帯で撮ってもらうのでいらない」とおっしゃる方々もいます。
ですが、はっきりいってプロと素人では残った写真のクオリティの差は一目瞭然です。
私はいつも、「お花などを削ってでも記録物は残されることをお勧めします」と強くご案内してきました。
高い買い物なので、最後まで迷われた方もいらっしゃいましたが、結婚式を終えて丁寧にお礼のメールやご挨拶にお越しくださり、迷った方ほど皆さん口をそろえて「○○さんがあそこだけはいつもないくらい強くお勧めしてくれて、それで決断して注文したけど、高くても本当に記録を残してもらってよかった」とおっしゃいます。
「結婚式を終えて一週間経ちますが、毎日映像をみては良い結婚式挙げられてよかったね、とニヤニヤして過ごしています」という方や、
数年後の記念日に食事に来てくれた新郎新婦は「喧嘩した時に映像をみたら、どうでもよくなって仲直りできるんです」という方も。
それに「いつか自分の親がしてくれたように、子供に私たちの時代の結婚式をみせたい」という方もいらっしゃいました。
想像しにくいかもしれませんが、こうして形として残せるものは実は結婚式においては少なく、年数が経てば経つほど価値が上がっていくこともあります。
よほど断固として「記録物はいらない」という方には無理強いはしませんが、注文する可能性を踏まえて契約時の見積りには入れておいてみてください。
また、同じ「記録映像」と言っても、時間が一部分だけであったり、ノーカットのものや編集が入るものなど式場によってはいくつか用意がある場合があります。
それにより価格も変わるかと思うので、ひとまず「一番ランクの高い記録映像を見積りに入れてください」と伝えておけば、後からぐっとアップすることはないでしょう。
そしてモリモリの内容にした見積りが完成したら、ここからが正念場です。
初めに、「 結婚式において値引き交渉をするなら契約時のみ 」と書いていますが、
もちろん例外もあります。
交渉が上手い方は、打ち合わせの段階で粘って値下げ交渉をする方もいらっしゃいます。
ですが、私の経験上ほんの1割にも満たない方々であり、やはりプランナーも人間ですので、
泣き落としする新婦様やクレームに近い強い口調で打ち合わせ中に値下げ交渉をされると、あまりいい気持ちはしません。
良い結婚式を挙げる為にはプランナーやマネージャーなどのスタッフとの関係性はとても大切なので、打ち合わせ中の値下げ交渉はリスクのほうが大きいです。
それに、契約時は式場側も契約し式を挙げてほしいので可能な限り値下げ交渉に応じますが、
契約書を交わした後はよほどのことでなければ、交渉には応じないことがほとんどでしょう。
なので、契約時が最後の値下げ交渉の場だと思って、「正直ここで式を挙げたいが、予算がオーバーしているので妥協して他で決めるしかないかと悩んでいる」と相談してみてください。
そうすれば可能な範囲で応じてくれる式場もあるかと思います。
※値下げをする式場の方が多いですが、もちろん全く応じない式場もあるので注意です。
⑤持ち込みや演出など、こだわりの内容が叶うか
そして契約する際にわすれずに確認していただきたいのが、あなたのこだわりの内容が叶う式場かどうかです。
特にありませんということであればよいのですが、
「親友がお花屋さんで、そこでブーケを作ってもらいたい」、
「引菓子はずっとお気に入りのあのお店のマドレーヌがいい」、
「父が寿司職人で、オープンキッチンに入り寿司を握ってもらいゲストにふるまいたい」
「当日愛犬も連れてきたい」など・・
式場によって持ち込み禁止の内容や持ち込み料などの規定は全く異なります。
また、希望していたオープンキッチンがある会場だとしても、
ただ飾りとしてあるだけの式場や、スタッフ以外中には入れられない式場など様々です。
ずっと夢みていたこだわりの演出が、契約後に叶わないと知るのは大変ショックです・・・
必ず、契約時に確認したい事項としてまとめて、プランナーへ事前確認しておきましょう。
【さいごに】
以上が、「元プランナーが答える!【結婚式場見学時のポイント・交渉術】」でした。
また長々と読みにくい文章で申し訳ないです・・。
本当はブロック分けや吹き出し、見出しのマークなどつけたいのですが、
WordPressにまだまだ慣れておらず、勉強中でございます。
徐々に技術がついたら過去のものも読みやすく改善していきますので、今後とも宜しくお願いいたします。^^
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